顔面のトラブル

あごや頬がはれてきた

腫れた部位の近くにむし歯(う蝕)があったり、むし歯(う蝕)を治療した歯があり、痛みと腫れがあれば膿瘍※(のうよう)の可能性があります。何らかの細菌に感染し、膿がたまった状態が疑われます。また歯周病からも同様の症状がおこります。 初期に熱っぽいようであれば患部を冷やしてもいいでしょう。しかし氷や保冷剤で冷やすのは絶対やめて下さい。治りを悪くします。水道水程度にして下さい。また、まれに痛みもなく腫れる場合は(良性、悪性)腫瘍などが疑われます。感染症と腫瘍との鑑別が必要となりますのですぐに受診して下さい。

※膿瘍(のうよう)

感染(歯が原因のことが大部分である)し炎症を起こした場合、病巣部に膿汁(白血球や感染菌の残骸、組織の破壊・壊死物質、滲出液の混ざったもの)が作られ、それが組織内の一部に限局し貯留した状態をいいます。できた場所により歯槽膿瘍、頬部膿瘍、顎下膿瘍、口底膿瘍などと呼ばれます。